第6章 「明日という希望」
~カルツ~
既に、遺跡に居るという情報を貰った俺達。
慌ててフロトさん達と合流して、遺跡に向かった。
其処には、ライドとビドが待ち構えていた。
俺達は、武器を構えようとした時………フロトさんの停止の声が、入ってきた。
俺達は、驚いた。
すると、ビドが一歩前に出て、言った。
「フロトさん、お久しぶりですね。時間がありません。急ぎましょう。」
意外な言葉に、俺達は茫然となった。
「どういう事だ?」
ジンが、そう言ったのだった。
説明してくれたのは、レートさんだった。
「彼らは、私達の味方です。ベレスに関して調査を依頼したのです。」
「僕の本当の名前は、シード・ゲイトです。」
ビドと呼ばれた人は、シード・ゲイトという名前だった。
「………アサルト・レイガ。」
ライドと呼ばれた人は、アサルト・レイガだった。
レートさんが、軽く説明したところ………。
シード達は、ベレスの組織を壊す為の警察的な人達だった。
はっきり言って、あまり信じられなかった。
でも、此処で争わないのは何よりも真実だった。
「時間がありません。行きましょう!!」
そう言って、遺跡に向かって走り出した。
(………ハルツ待っていろよ。)