第6章 「明日という希望」
~ハルツ~
朝早く、移動する事になった私達。
既に、もう遺跡の前に居る。
遺跡の前に、ライドとビドが待機。
カルツ達が来てもいいように、備えているみたいだった。
そして、私達は遺跡の中に入る。
遺跡に入った途端………ベレスが謎の呪文を唱えた。
すぐに、遺跡に変化が出た。
辺りが、キラキラと光、青い空間へと変わった。
別の空間に居るみたいだった。
「アクチとランは、此処で待機をしろ。ガジルとミラドは、私に付いてこい。」
アクチとランは、頷いて私とガジルは、大人しくベレスの後について行った。
暫くして、謎の扉が一つあった。
ベレスは、その扉に触れると………ゆっくりと扉は開く。
ベレスは、ガジルを見て言った。
「………ガジルは、此処に残れ。ミラドは、私と共に来い。」
その言葉に、私とガジルは驚いた。
しかし、ベレスには刃向かうことが出来ず、頷くしかなかった。
そして、ベレスは歩き出す。
私は、その背中を追って歩き出し始める。
「ミラド……………いや………………ハルツ気をつけろ。」
ガジル………ヴェグは、かすれた声で私に言ってきた。
私は、頷いてヴェグから離れた。