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双子の心
第5章 「過去の真実」
~カルツ~
フロトさんから、電話が掛かってきた。
内容は、明日ベレスが動き出すという事だった。
要するに、明日で全てが決まるという事だ。
「ハルツ…………今度は、俺が助ける。」
俺が、ポツリと呟くと頭にコツンと軽く何かが当たる。
俺は、振り向くとニカと笑ったジンの姿。
「カルツ、そんな顔をするな。俺が、カルツの背中を守ってやる。だから、お前は姉……ハルツを助ける事だけに、集中しろ。」
「あぁ!!」
俺も、笑いジンに向かって言った。
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