第4章 「作戦と再会」
~ルカ~
私は、ミラドの顔を見た瞬間驚いた。
じゃぁ……私が今まで恨んでいた人って、カルツの姉なの?
嘘…………だ………。
こんな事って、あるわけがない………。
私の頭は、グルグルと回転していた。
いや、混乱をしていた。
私だけではない、カルツやジンも驚いていた。
だけど………ミラド…いや、ハルツはとても悲しそうな表現をしていた。
まるで、後悔をしているように見える。
ハルツは、アクチという人に襲いかかる。
私達は、その様子を茫然としていた。
「アクチ達!一旦撤退しろ!このままじゃぁ、マズい!連携が出来ないぞ!」
遠くの方から大きな声が、聞こえる。
ガジルの声だった。
だが、それでもアクチとハルツの動きが止まらない。
ビドは、舌打ちをして言った。
「仕方ないですね!ライド、ランは、アクチを止めて下さい。ガジルは、ミラドを!」
ビドが、仕切って各それぞれ動く。
ライドとランは、力ずくでアクチを抑え込む。
「おい!何、邪魔してんだよ!折角の機会だぞ!!」
アクチは、それでも叫ぶ。
それも、ハルツも同様だった。