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朧月夜

第1章 【裏】息抜き/あんスタ蓮巳


サロンや外食と泊まりはあくまで気分転換のためだ。メインはゆめの疲れを少しでも解すことだったので、ゆめにヘッドスパと、あと嫁仲間と知り合う機会になればと思っていた。

「…ゆめ、久しぶりにいいか?」
「はい…いっぱい欲しいです…」

スタイリングはドレスを着させるための口実だった。あらかじめ俺がドレスのカタログを水瀬に見せたところ、あろうことか露出の高いドレスを選んだ。理由はゆめになら似合うとのことで、胸元はストールで隠せるから大丈夫とまで言うのだ。実際隠せてはいたが、俺は気が気でなかった。

「ふぅ…」

キスをしながらゆめの身体を撫でた。久しぶりだが、変わらず滑らかな肌は触り心地がいい。念の為、付けているアクセサリーは結婚指輪以外を外させてもらった。髪も解こうとしたが編み込まれていたから苦戦するかと思えば、思っていたよりも割とあっさりと解けた。

「下ろしても似合うな」
「はんっ、あっ」
「相変わらず敏感だな?」
「や、みみ、だめ…」

こういう時、ゆめは耳元で喋られるとそれだけでも感じてしまう。可愛らしいからつい喋ってしまうのだ。
ドレスのファスナーを緩めて、ベッドに押し倒して胸を触る。

「はあ…んっ」
「変わらず柔らかいな」
「あんっ、はぁっ、あ…」

ゆめが俺の手で蕩けていくのを見るだけで、興奮してくる。最近は互いに仕事が忙しくて愛し合う時間はなかった。それをするならば、ゆめの身体を休ませる方が大事だと思っていた。
しかし、鬼龍曰くそうやっていると次第に相手を不安にさせてしまっていることもあると聞き、俺にも思い当たる節があった。

「どれ…もうこんなに火照ってきたか」
「はんっ、は、あぁ…」

ドレスのスリットから手を忍ばせると、ガーターストッキングと下着がわかった。下着の上から触るともう洪水状態で、慣らさなくても入りそうだった。

「けぇと、はやく…いっぱい…」
「焦るな。時間はまだある」
「やっ…たくさん、ほしぃの…けぇと、はやくちょーだい?」

下着の上から指先でいじっていると、焦らされてると思ったのかゆめが腕を広げて涙目で強請ってくる。敬語が外れたら理性が取れかかっているということだ。
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