第4章 【裏】ほんの少し/あんスタ神崎
「どうかしたか? どこか体調が悪いのか?」
「ううん。体調は大丈夫だよ」
「そうか? 今日はやめて、休んだ方が良いかもな」
「や…その…まっ、て…」
我の手を取って、顔を赤くして、身体を震わせながら、ゆめは言った。
「…いやじゃないから…颯馬くんになら…いいから…さ、触ってください…」
これは、やばい。そんな風に言われてしまったらもう…
「ん…んぅ…」
求めないでいられるわけがない。
ゆめを抱き寄せて口付けをした。柔らかくて暖かく心地良い。口付けをしている間、ゆめが我の浴衣を握っていた。
「っ、寝室に行くか?」
「は、はい…」
このままここでやってしまうとゆめの身体を痛めてしまうかもしれないので、2人で部屋を移動した。寝室には既に布団は敷かれていた。布団の上に座るとゆめを隣に座らせた。
「颯馬くん…」
「どうした?」
「…あの、ね…」
我の浴衣を握るゆめの言葉を待った。
「私、私…颯馬くんのこと……大好き、だから…いっぱい、お嫁さんとして頑張る、から…これからも…宜しくお願いします……」
思わぬ告白に、驚いた。ゆめは恥ずかしそうに顔を俯かせてしまって顔は見えないが耳は赤かった。
「ゆめ…顔を上げてくれ」
「…っ、ん…」
「ん…ちゅ…」
ゆめの頬に両手を添えて顔を上げさせると、顔を赤くして目を潤ませていて、たまらなく愛しくて口付けをした。離れがたくて抱き締めると背中に腕を回してくれた。
「はぁ…っ」
「ゆめ、愛しておる…ずっと…」
「っ…はい…」
「今宵は、何を言われても手放してやれそうにない…」
「いいよ…颯馬くんなら…」
「ゆめっ」
抱き締めたまま二人で布団の上に横になった。そうしてまた口付けをしながら、ゆめの身体を弄る。最初は浴衣越しに全身弄ると、身体がそれだけで火照っていくのがわかった。そのまま手を浴衣の襟元の中に入れると、驚いたことにその下に下着をつけていなかった。だが、それに更に興奮した我は襟元を広げて胸元を露わにした。
「はぁ…あ…っ」
直接胸を撫で回していると、ゆめの身体はビクビクと震えていた。怯えているわけではなく、我を熱く見ている。
「はぅっ、あ、んっ」