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朧月夜

第2章 【裏】満たして/あんスタ守沢


「はぁんっ、あ、あぁっ」
「大丈夫か? 辛くないか?」
「ふぁ、だ、だいじょ、ぶっ、あぁっ、もっといいからぁっ」
「そうか? つらかったら言ってくれ?」

心配はしてくれるけど、千秋くんの手が愛撫をやめることはない。私が気持ちいいのはわかってるとは思うけど、それでもやっぱり不安になるみたい。
千秋くんのためにも自分のためにも、いつも身体を重ねるときは正直に言おうと思っている。

「ひゃあっ、あ、ちぃく、いっちゃ、いっちゃうっ、ふぁぁぁっ」

私は千秋くんが大好きだから身体も重ねて、結婚もしているのに…それこそ私の方が千秋くんに置いていかれないかいつも不安なのに…
千秋くんの愛撫でいってしまった私はもう目の前の千秋くんと一緒にいたいことしか考えられなかった。

「はぁ…ちぃくん、なか、いっぱいほしぃ…」
「いいのか?」
「ん、いっしょに…きもちよくなりたい…」
「うっ…いつ聞いても慣れんな…」

千秋くんがベッドの引き出しからゴムを取ろうとしていて、でも、私は気怠い身体を起こして千秋くんに抱きついた。

「ゆめどうかしたか?」
「ないのがいい…」
「しかし、そうなると…」
「夫婦だから、いいんだよ?」
「仕事に差し支えてしまうかもしれんぞ?」
「それ言ってたら、いつ赤ちゃんきてくれるかわかんないもん」

結婚してからも千秋くんは新婚初夜以降からはゴムを付けてくれている。お互い仕事もあるし、やり甲斐かあるのも知っているから千秋くんの負担になるなら我儘は言うべきじゃないと思っていたけど、でも、今日はどうしても千秋くんがいっぱい欲しかった。千秋くんの子が欲しい…千秋くんをひとりじめしたい。

「すまない…不安にさせてたか?」
「…少しだけ。でも、千秋くんもお仕事で疲れてるし、まだ早いのかなって思ってたから」

千秋くんは抱き締めてくれながら話を聞いてくれた。

「ゆめとの子はすごく可愛いのは間違いない。ただ、そうなるとゆめも仕事を続けるのが難しいのではないかと思ってな…今の仕事も好きなんだろ?」
「うん…好きだけど、でも、仕事はいつかは復帰出来るけど、赤ちゃんは授かりものだもん…それはいつかにしたくない…」
「……初めて生でした時、気持ち良すぎてゆめが気を失うまでやってたしまったのを覚えているか?」
「えっと…」
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