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朧月夜

第2章 【裏】満たして/あんスタ守沢


「今日は何してこんなに遅くなったんだ?」
「私は明後日本番を迎える子達のレッスンで、束間先生はオーディション前の子のレッスンです」
「2人ともいつも大変だな?」
「でも、楽しいよ? みんな一生懸命で、できた時の感動というか…」
「あ、わかりますよ。日に日に輝く生徒達を見てると元気もらえますよね」
「2人とも仕事の話もいいが、旦那を構うのも忘れるなよ?」
「…敬人さん、ヤキモチですか?」
「……」

菜子先生、蓮巳副会長と一緒にいる時ってほとんど笑顔だ。きっとずっと前から蓮巳副会長と相思相愛だったんだろうなー…

「束間先生、どうかしましたか?」
「あ、ううん。なんでもないよ」
「そういえば、最近は守沢とはどうなんだ? 仕事は活躍しているみたいだが」
「お家に帰ったらいつもトレーニングして休んでますよ。たまに教えてもらったマッサージしてあげるとすぐ寝ちゃって、寝顔が可愛いの」
「でも、寂しくないですか?」
「え?」

寂しい?
千秋くんとはいつもお家で会えるし、ご飯も一緒に食べたり、お互いお仕事とかいろんなお話も…違う、本当は千秋くんが忙しくていつも疲れてるから休んで欲しくていつも…いつも…すぐ寝ようって言っちゃう。
千秋くんとちゃんとお話、最近はできてない…

「あんまりいじめてやるな」
「いじめたつもりはなかったのですが…」
「守沢のところは2人そろって無自覚なところがあるからな」
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