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誰ガ為ノ戯曲

第2章 トリップ


現実主義者二人と神隠し【side憂希】

「なー。」
相方の虚夜が相槌を打った瞬間、視界が暗転し、目隠しのような何かをされる感覚がして体が動かなくなる。そして、数分が経過。目隠しがとかれるとそこには、目がチカチカしそうなくらい真っ白な部屋が広がっていた。
「何この部屋。」
「白過ぎて目が痛い。」
「それ。」
「ていうか俺ら落ち着き過ぎじゃ。」
「そこはそれ、オタクだから。」
「関係なくね?」
「ていうか何この部屋。」
「7行前のセリフを繰り返すなし。」
「いやまじで。つかメタイ。」
「それは普通に考えればいいんじゃないのか?」
「ほうほう、つまりどういうことだ?」
「馬鹿なんですね、わかります。」
「そういうのいいから早く説明please」
「…お前がトリップしたいって言って、その直後にここに来た訳だろ?」
「そうだね。ってことは…」
「そう、だから普通に考えてトリップ。」
「だ〜いせ〜いか〜い‼︎」
「そーなのかー。」
「そーなのだー。」
「「わはー。」」
「じゃなくてお前誰だよ。」
「あ、名乗り忘れたね。僕は神隠し☆」
「「神隠し?」」
「ってあれか、missingのあやめちゃんか。」
「似たようなものだね。」
「で、何だっけ?」
「トリップ。」
「そう、それ。」
「うん、今から君達をデュラララの世界に送ろうと思うんだ。というわけで何か聞きたいこととか欲しいものとか、ある?」
「とりあえずあれだね虚夜」
「ああ、あれだな。」
「何?」
「せーのっ!」
「「向こうで当面生活できるだけの金を寄越せ。」」
神隠しはずっこけた。



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ちなみに神隠しは僕っ子幼女です☆
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