第8章 眠れぬ夜の特効薬*白澤*
「さ、さぼってないでさっさと薬作ってください。」
「はいはーい」
彼はそう言ってくるっと回って背中を見せると薬を作り始めた
まさかこんな奴に胸が高鳴るなんて・・・・・
いやいや、気のせいよ。気のせい。
それにしても・・・・・
眠い!!
悔しいけど美味しいハーブティーと
かわいくてもふもふな従業員(うさぎ)に囲まれて
すごく癒される
おまけに桃源郷のこの静けさである
は徐々に睡魔に襲われていった
白澤様の前で眠るだなんて
自分から襲ってくださいと言っているようなもの
寝ないようにと散々抵抗してみるが
流石に3徹もしているの身体は
睡眠を欲していた。
・・・・・あ、もう無理
少しだけ・・・10分だけ・・・・・
結局、睡魔に誘われるがまま
は眠りに落ちていった
白澤が薬草を切る包丁の音を聞きながら・・・