第5章 赤葦 京治 【夏祭り】
「わぁー人やっぱ沢山いるねー」
「そうだね じゃーどこから行く?」
んーと迷うなーたこ焼きも食べたいしーかき氷もなーんーあと綿あめとかもりんご飴もなーいちご飴もいいかもぶどうもあるしーんー
「めっちゃ迷って決めれないー!」
ははっ可愛いやっぱそれじゃあ全部回ってみるかな
「それじゃあ見つけて食べたいと思ったのから行こうか」
「うん!ありがとう」
あっ!かき氷!!んー最後がいいかなー
たこ焼き!!焼きそば!フランクフルトも!
フランクフルト食べたいかも
クイッ 「ん?どーした?」
○○が俺の服を少し引っ張って呼んできた
「フランクフルト食べたい買ってきていい?」
「あぁ俺も食ベたいかな行こうか」
1人で行かせるわけにはいかないかな
こんな可愛いやつほっとけるわけがない
「おじさんフランクフルト2つください」
「毎度ありー400円ね」
私がお金を払おうとしたら赤葦君が出してしまっていた
「赤葦君お金....」
「そんなのいいよ大丈夫ほらはいフランクフルト」
「あっありがとう」
そんなに奢れられるの嫌だったのかな?なんか不満そうだけど
「奢られるのいや?」
「そんなことはないけど 毎回奢ってもらったりするのかなーって」
「そーだよ?俺が毎回買うよ?だから財布なんか良かったのに」
でも...まだ高校生だしお小遣いとかも少ないだろうし
「そんなに嫌なら お礼とかしてよ?それならいいでしょ?」
えっ?お礼?えっとなんだろマネするとか?
「うっうん!それなら」
「名前で呼んで これからずっと」
ふぇっなっ名前...今まで恥ずかしくてよべなかったのを...
「えっあっ....けっ....けいじ...君?」
はぁー可愛いなぁ少し照れ気味に言ってくれてやっぱ嬉しい嬉しすぎる
「なぁに?○○」
えっ聞き返しちゃうの?!
「えっとありがとう?」
笑なんだろこの会話でも楽しいからいいかな
「次行こっか次は何見る?」
「んーとけっ京治君は?」
「俺はいいよ○○が楽しんでるの見てるだけで来たかいがあったから」
○○は顔を赤らめていた
はぁー俺○○に溺れてんな
こいつ可愛すぎんだよ守ってやんなきゃな
絶対他のやつになんか渡さねーから
END