第28章 熱情の三日月(*)
主「あの…新しい子は?」
三日月「はっは。そんな不安そうにせずとも、見られてはおらんぞ?奴には、本丸を見回る様に伝えておいた」
良かったぁぁぁ…見られてない!
いや、っていうか!これ、夜伽っていうんだよね?
確かこんのすけが言ってた様な…。
三日月「うむ、ならば夕餉に参るか」
三日月は私を横抱きに抱き上げた。
主「な…何で抱っこ!?」
三日月「背負うにしても、座る事すら出来んだろう?」
ごもっとも。
私は諦めた様に手足を動かすのをやめた。
そしてそのまま、三日月に抱かれて広間へと連れて行かれるのだった。