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私の本丸

第28章 熱情の三日月(*)




三日月「ふ…っ…主は、物覚えが良いらしい。よく出来たな、えら…いぞ?ならばそのまま…善い声を上げ、達ってしまうと良い…っ!」


言うと、私の背に自らの腕を回して更に激しく腰を打ち付け始めた。
襲い来る快感の波に訳が分からなくなり、自らの髪を掻き乱し厭らしく嬌声を撒き散らす。


主「ゃ…ああっ!も、アァ!も…だめ…ぇぇ!!」

三日月「ああ…共に…ッ…果てよう……ッ!」

主「ひ…っ…アァァアアアアアッ!!!」

三日月「……くっ!!」


一際大きな快感が押し寄せたと思った瞬間、目の前が火花が散った様にチカチカとした。
全身をガクガクと震わせ、私は達してしまった。
三日月は自らのモノを抜き、私の太股へと…白濁を放った。
熱い物が太股に掛かった事を認識した瞬間、私は意識を手放した。


………………。


暫くして目を覚ますと、窓からは茜色の夕陽が射し込んでいた。
見れば私の着衣に着乱れは無く、あの出来事が夢だったのではないかと思った瞬間見上げると…三日月が頭を垂れて眠っている顔が私の目に飛び込んできた。
私が頭を起き寝ているのが三日月の膝である事に気付くのは、そんなに遅くは無かった。
上体を起こそうと身体に力を入れると…。


主「いっ…たぁぁぁぁぁ」

三日月「…ん。ああ…主、起きたのか」


私が声を上げた瞬間、三日月はすぐ目を覚ました。


主「こ、腰が……痛い…」

三日月「はっはっは、初惨事だなぁ」

主「笑い事じゃないわっ」


ふと、漸くこの部屋が鍛刀部屋である事に気が付いた。


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