第28章 熱情の三日月(*)
三日月「主、俺がこの先愛するのは…お主ただ一人だ…」
そう言うと、下着をするりと片足だけ抜き取られ秘部が露にされる。
羞恥に頬が熱を集め、赤らむ。
既に三日月に解され、濡れそぼった秘部に…三日月の大きなモノが添えられる。
怖い…!
ふと恐怖に駆られ、身体が震える。
三日月「俺を見ろ、主」
その言葉に固まっていた身体から、僅か力が抜ける。
目を合わせると、三日月は優しく微笑んだ。
三日月「主…お主を泣かせてしまう俺を、許してくれ……っ」
三日月はゆっくりとだが腰をグッと前に押し出し、私の中へと入って来た。
何かを突き破りながら入って来ている様な…今まで感じた事の無い痛みが襲う。
痛みからか、頭の中でブチブチ、という音が響く。
痛さで絶えず涙が溢れ、流れてはこめかみの髪を濡らしていった。
主「い…っ…た…ぁああっ!」
三日月「すまぬ。だが、俺を受け入れ涙を流す此のお主は…俺だけの物だと思うと、嬉しい…ものだな…っ」
痛い!
腰を押し進めて来る三日月に、しがみつきたい位の不安に駆られる。
不意に頬を撫でてくれる三日月、体温が上がり熱くなった手のひらに不安が和らぐ。
漸く全て入ったのか、動きを止めて額や鼻先、唇へと口付けを落としてくれる。
彼の優しい香りに包まれていると、だんだんと痛みが引いていく様な気がした。