第27章 個性的な三振り
三日月「ふむ…えらく賑やかだな」
小狐丸「御早う御座います、ぬし様」
鶯丸「ふわ…ぁあ…朝から騒がしいな?」
次郎「あ゙~~~…次郎さんもうダメぇぇぇ…」
ほのぼのと入って来る中に、明らかに様子のおかしい者が一人。
見れば青い顔をした次郎太刀が広間の障子に寄りかかっていた、二日酔いか?
何よりも皆、新しい子を見ても平然としていた。
太郎「久々だというのに、少々飲み過ぎたのでは?」
次郎「ああもう!これは慣れる為に、毎日飲まなきゃやってらんないわよぉぉっ」
そうか…あのペースが毎日か…本当、破産しないだろうか?
うん…政府、昇給プリーズ!
加州「もー、主に見せる為に爪紅塗ってたのにぃ。まだ乾いて無いんだけどぉ」
明石「おはようさんです。いやあ、よう寝れましたわぁ」
愛染「ま、そりゃ…飯食ってすぐに寝てた癖に、起きたの俺達と一緒だもんな。寝過ぎだって、国行」
蛍丸「主、おはよー」
爪紅が未だ乾かぬという爪が、障害物や人に当たらぬ様に周りをキョロキョロと見ている加州。
ほのぼのとしながらも、何だかんだ並ぶと濃い…。
でも皆、可愛い。
挨拶をくれた蛍丸の頭をやんわりと撫でた。
小夜「おはよう御座います」
江雪「平和な朝というのは、とても良いものですね…」
宗三「今朝の食事は、燭台切ですか?」