第65章 へべれけ(*)
三日月「妬けるな…俺の事を好いてはくれないのか?」
主「なにおう?三日月の事、好きに決まってるでしょぉ?でないとぉ、夜伽なんてしませーん」
日本号「ぶほぉっ!!げほっ、ごほっ!」
あれ?私何かおかしい事言ったっけ?
ううん、本当の事言っただけだもんね。
三日月「閨を共にした事を自ら口にするとはな…酒の力というものは恐ろしい、だが嬉しい誤算だ…」
口元に拳を添え、クスリと笑う三日月。
主「たろーちゃん、そんなゆっくり飲んでちゃあ、飲んでるって言わないんだぞぉ?」
太郎「太郎…ちゃん?いえ、私はいつも…」
主「ほら一気!一気!飲んじゃってぇ、吐いちゃってぇぇっ」
その様子に、次郎太刀は台をぺしぺしと叩きながら大爆笑。
太郎太刀は難なく杯を空にする、そして私がまた彼の杯に酒を注ぐ。
そして、私は小烏丸にからみだした。
主「ちーち、唐揚げアーンしてぇ」
小烏丸「ふふ、主は酔うと甘え上手になる様だ。良かろう、ほれ、口を開けよ」
主「あーむ…んん-っ、美味しいっ!」
口に入れて貰い、私は上機嫌になる。
主「ほらほら、日本号さんももっと食べて、飲んでっ」
日本号「お、おう。おい、いつもこうなのか?」
陸奥守「いんにゃ。此処まで酔うたのを見るんは初めてじゃき、しっかし…酔うてもまっことええ女じゃあ」