第64章 優しい人
歌仙「僕は認めないよ!」
広間に皆を集めたは良いが、とある出来事にて歌仙が怒ってしまった。
その経緯を振り返ってみよう。
主「皆、この子達が今日から家族に加わりましたっ」
手を翳して、蜂須賀達を皆に紹介する。
秋田「皆さん、本当にごめんなさいです!」
平野「ごめんなさい!」
前田「皆さんにご迷惑をお掛けして、本当に申し訳ありませんでした」
深々と頭を下げて謝罪する、短刀粟田口の三人。
蜂須賀「あんな事の後で図々しい事は百も承知で、俺が志願した。許されるとは思っていない、けれど…」
浦島「ほんっとうにごめん!でも、俺達も家族ってやつになりたいんだ!」
言い掛けた蜂須賀の隣で、額の前で手を合わせ謝罪する浦島。
眉を下げ、懇願するかの様に言う浦島に胸がきゅうっと締め付けられる。
獅子王「じっちゃんの名に懸けて、俺は主とこの本丸を守る!なんて、まずは皆に認めて貰うとこからだけどなっ」
厚「ずっと、こんな風に皆が纏まってる本丸が羨ましかった。大将も皆も本当にごめん!」
後藤「あんな事したくなかった…っつってももう遅いけど、叶うなら…これからの俺らを見てくれ!」
骨喰「…すまなかった」