第63章 敵と家族と境界線
秋田「…そうですね、そうだ!じゃあまずは、皆でごめんなさいからですねっ」
骨喰「ああ、謝ろう」
後藤「ちっせぇ事うだうだ気にしてたらでっかくなれないぜ。なぁ、大将!」
同田貫「まあ、いざとなったら俺が鍛えてやっからよ。アンタは笑ってろ」
大倶利伽羅「馴れ合うつもりはない…」
同田貫は私の右肩をポンと叩いた。
馴れ合うつもりはない…そう言った筈なのに、大倶利伽羅は日本号に次いで私の頭を撫でてくれた。
優しいなぁ…と、沁々思う。
主「皆、頼りない家長だけど…宜しくお願いします!」
私は皆の前に一歩歩み出ると、彼等に頭を下げた。