第59章 プチパニック
父のばかやろ---!!
赤ちゃんはどこから来るの?よりも答えられない質問されちまったじゃないかっ!
私の気持ちを知ってか知らずか、小烏丸と鳴狐の二人はニヤリと口元を歪めていた。そして視線を移せば、包丁と今剣からは好奇心の眼差しを向けられる。
あああああ!一体どうすれば良いんだああっ!
太郎「おや、皆さんお揃いで…」
次郎「今日の昼餉は一体何だろうねぇ」
主「次郎ちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!」
私は助けを求める為に、次郎太刀に抱き付いた。
次郎「んもう、急にどうしたってのさ?」
主「情欲について、説明プリーズ…っていうか、もう…話の流れ変えて下さい」
次郎「何でアタシが…ははん?構わないよ、教えてあげる」
へ?
次の瞬間、次郎太刀は抱き付いていた私の体を今剣らの方へ向く様に反転させて服をはだけさせた。
主「ち、ちょっと待って!?」
次郎「アタシだって男さ。アンタから誘われて、興奮しない訳が無いじゃないか」
ええええええ!?
次郎ちゃんって、俗に言うオネェさんじゃなかったの!?っていうか誘ってない!
もう一度言う、断じて誘って無い!!
次郎「ほら、こうやって主に触れるとさ…不思議な気持ちにならないかい?」
今剣「…何だか……ほわほわぁってなります」