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私の本丸

第49章 問題発生!




乱「僕にはもう…何も無い。でも、主さんはこんな僕に自由に生きて良いんだって言ってくれた!…だから、主さんだけは僕が守ってみせるっ!!」


皆…私、役立たずなのに。
審神者としてまだ何も出来ていないのに、こんな私が良いんだと言ってくれる。
胸がきゅうっと締め付けられ、目頭が熱くなってくる…。


政府「……ふっ、はは!ぷっ…くく…くはっ、あははっ!」


私、そして刀剣男士の三人は目を疑った。
あの能面の様な無表情が崩れ、ケラケラと笑っている。
どうした、刀を向けられて可笑しくなったのか…?
緩み掛けた涙腺が、一気に引き締まる。


政府「成長した様で何より。刀剣男士に想われる審神者は、善い審神者の証拠です」


えっと…?
え、もしかして試されてた!?
えっと、何処からが嘘?


政府「骸はきっと、貴女の本丸を探しているでしょう」


あー…アイツの事はマジだったのね。


政府「そして、これは政府から最後の贈呈品です。数珠丸恒次、大典太光世の二振り…」

主「…えっと?」

政府「其処に居る三日月宗近同様、天下五剣の二振りです。政府は緊急時以外、本丸に干渉し過ぎる事は出来ません…私に出来るのは此処までです」

主「……ありがとう御座います!」


私はその場で顕現札に口付けをし、二振りを顕現した。


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