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私の本丸

第49章 問題発生!




目を若干細めているこんのすけの表情は、険しい。こんのすけのこんな鬼気迫る顔なんて、初めて見た。
どうやら、事の重大さはかなりの物らしい。


主「分かった、皆を広間に集めてくれる?」

こんのすけ「御意のままに…」


床に着きそうな程、深々と頭を垂れるこんのすけ。
そんなこんのすけの仕草は、私を主として扱い従属しているかの様だった。
やはり、今回は本当に気を引き締めないといけないらしい。
意を決し、私は皆の待つ広間へと向かった。

広間に着くと、こんのすけから話を聞いたのか、皆真剣な表情をして並んで座っていた。


主「皆、集まってくれて有り難う。政府から問題が起きたと、連絡がありました」


皆の真剣な表情を前にして、私も言葉に柔らかさが無くなっていく。
緊張で喉が渇き、掠れてくる声。咳払いをして、続けた。


主「本丸に残って貰う子達には、この本丸の警備を。三人の子には、私の護衛として来て貰いたいんだけど…」


ふと見れば、真ん中に並んで座っている三人。
そして、その三人に道を空ける様に皆が端に避けた。


三日月「ならば、護衛は俺達三条が請け負おう」


見れば…三日月宗近、小狐丸、今剣の三条派の三人だった。


主「駄目です!」

三日月「ん…何故だ?」

主「今剣ちゃんはさっき来たばかりでしょ?まだ本丸にすら慣れていないのに…」


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