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私の本丸

第49章 問題発生!




鍛刀部屋から出た瞬間、政府から支給された携帯電話が鳴り響いた。着信音は黒電話のあのジリリリリン!的な、けたたましい音。
私は通話ボタンを押し、電話に出た。


主「はい、審神者 苗字 名前です」

政府「突然の連絡、申し訳ありません。至急お伝えしなければならぬ事が出来ましたので、護衛に三振りの刀剣を連れて此方に出向いて頂けますか?」

主「えっと…今からですか?」

政府「はい。今回は事が事ですので、急を要します。出来る限り早く、そして本丸内の警備を十分にいらして下さい」


いつも通りの冷静な口調の中に、僅かな焦りと動揺が窺える。
これは相当…本当に何らかの不味い問題が起きた様だ。
全身の血が一気に駆け巡る反面、緊張からか体が一瞬で冷えていった。


主「分かりました、すぐに向かいます」

政府「護衛にはなるべく、力量の優れた三振りを連れて来る様にして下さい」


そう言って、通話は途切れた。
何なんだろう…緊張と不安で思考が回らず、考えが纏まらない。


主「こんのすけ、居る?」


一人で考えても、答えは出ない。そう考えて、こんのすけに呼び掛けてみた。


こんのすけ「はい、居りますとも。此度は少々厄介な様ですな、三振りは慎重にお選びになった方が宜しいかと…」


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