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私の本丸

第48章 幸運の三条




愛染「流石にちょっと狭いな…っと、ほらちゃんと布団着ろよ?蛍丸」


そう言って蛍丸に布団を掛け直す愛染は、端から見ると蛍丸のお兄ちゃんに見える。
可愛さに拍車が掛かっている様な気がする…この二人が公園とか海で砂のお城を作って泥んこになっている姿が無性に見たい!


包丁「すー…すー…むにゃ、ううん…全部俺のお菓子だぞ…ぉ…むにゃ…」


規則正しい寝息を立て始めた包丁、不意にあむあむと何かを食べている様に口元を動かしながら寝言を呟く。
ああ良かった…寝言でまで人妻発言されたら、多分私…びっくりして固まっちゃう。


小夜「主様、温かい…です……すー…すー…」


ぴと、っと私に抱き付いたと思った途端に眠りに落ちてしまう小夜。
その愛くるしい小さな温もりに、心までもが温かくなっていく。


乱「今度はさ?僕と二人っきりで、乱れてみるぅ?なーんて」

主「みんな可愛いなぁ…うえぇ!?み、乱ちゃん今何て言った…?教えてプリーズ」

乱「ふふ、ノーコメントぉ」


な、何だったんだ?今まさに、危ない事をショタに…男の娘に言われてしまった様な気がするんだが…。
クスクスと笑う乱に、頬が引き攣る。
けれど、それ以上にこの可愛くて優しい温もりが愛おしくて…私は目を閉じた。


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