第48章 幸運の三条
主「ああもう、二人とも可愛過ぎるぅぅぅ!!」
二人を抱き締め、暫し悶絶。
すると、二人は顔を覗き込んで来た。
包丁「主はもう体大丈夫なの?」
主「うん、ご飯もしっかり食べたよ。だいじょーぶ」
乱「主さんは無理し過ぎだよ。僕達も居るんだから、何かあったらちゃんと言わなきゃメッだよ?」
可愛いだけじゃない。
この子達は短刀で見た目は幼いけれど、やっぱり数百年の時を見てきた付喪神だ。
私なんかより、よっぽどしっかりしてる…。
蛍丸「二人だけ狡い、俺も主と一緒に昼寝したいでーす」
愛染「お、朝見た時より顔色良くなったな!主さん」
小夜「あの…僕も、居て良いですか?」
か、可愛いの宝石箱やぁぁぁぁぁ!!
襖を開けて入って来る蛍丸と愛染、そしてひょっこり覗き込んでは控え目に言う小夜。
そんなの、断るなんて馬鹿のする事だ!!
主「も、勿論だよ~~~っ!みんな、みんなでお昼寝しよっ」
そして、蛍丸が布団を三組敷いてくれ、其処に皆で雑魚寝の様にして寝転んだ。
何だか、可愛さが溢れて温かい。ずっと此処に居たいとさえ思ってしまう…。
蛍丸「主、ちゃんとくっつかないと布団から出ちゃうってば」
そう言って、布団を掛け直してくれる蛍丸。
うん…オカン属性まで出て来たのか?