• テキストサイズ

私の本丸

第47章 噂の兄弟




主「な、何言って…」

江雪「叶うならば次は…」


主様がお元気な時に…。

そう囁いて私の頬にそっと口付けると、江雪は審神者部屋から出て行ってしまった。


主「~~~~~~っ!?」


一体全体、どういう意味だぁぁぁぁぁぁぁ!?
顔全体に熱が集中し、熱い頬を両手で包み言葉の意味を考えた。
答えなんて出せる筈も無いのに…。


暫くして熱を測ってみた。
うん、微熱程度!
よーし、気持ち悪いしお風呂入っちゃおう!
私は着替え等を持ち、風呂場へと向かった。

風呂に入り、熱が上がらない様に手早く頭と身体を洗って風呂から出る。
手早く着替えを済ませ脱衣所から出れば、乱と鉢合わせした。


乱「あ!主さんだ、おはよう!お熱が出たって聞いたけど…もう大丈夫?」

主「うは、乱ちゃん今日も可愛い!うん、大丈夫だよ~~~っ」


その可愛さに、堪らずぎゅっと抱き締める。


乱「…………」


不意に無言になる乱。
あ…そういえば、あの審神者に触られてたんだよね…。
私は乱のトラウマに触れてしまったのではないか、と少し身体を離して乱の顔を覗き込んだ。


乱「…えいっ!」

主「ふぉ!?」


気付けば、乱は私の額に自らの額を重ねていた。


/ 335ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp