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私の本丸

第44章 感謝贈呈




?「…じ…の…主…の……主殿、昼餉の用意が出来たらしい。そろそろ起きねばならぬぞ?」

主「………ん?」


重たい身体を起こせば、目の前に現れた見知らぬ男性。
ターコイズブルーの髪に、筋肉隆々な体つき。そして、眩しい位の明るい笑顔が印象的だった。
どうやら私が頭を置いて寝ていたのは、彼の膝の上だったらしい。


主「え……だ、誰!?」

?「拙僧、山伏国広と申す。そして此方に居るのが…む?すまぬ、兄弟が先程まで確かに居た筈なのだが…」


国広……え、山姥切君と同じ?いや、そうじゃなくて!
この人も刀剣男士なの!?


主「あのー…」

山伏「ん?何か問題でもあったろうか、主殿?」


主…殿、という事は彼もこの本丸に来た新しい家族という事で良いのだろうか?
私は混乱する頭で、誰かに聞くという選択肢を導き出した。


主「えっと……長谷部ーーー!」

長谷部「はい、長谷部は此処に居ります!」


び、ビックリしたぁぁ…。
そっか、よく見れば此処は広間…昼時の様だし居て当然だ。


主「詳しい状況説明プリーズ」


そして、私は長谷部から詳しい説明を受けた。
今日、万屋で起きた事件を解決した事に対して政府から三振りの刀剣男士が贈呈されたらしい。
私が寝てしまっていたため、その三振りの案内をまずしていたらしいのだが…。
毛布を掛け直そうとしてくれた山伏を、私が抱き付いて離さなかったらしい。


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