第41章 初めての万屋
突然のキス、あれは…やはりあの茶屋の女の子と何か関係があるのだろうか?
やっぱり鶴丸は告白された?何だか胸がモヤッとする…もう、四人もの刀剣男士と情交に及んだというのに…浅ましい。
鶴丸が幸せなら、私は…。と、考えるも…鶴丸が私に口付けた理由が分からない。
そうこう考えながら歩いていると、万屋に着いた。
主「とうちゃーっく!」
見れば男女問わず、刀剣男士を連れた審神者が訪れていた。凄いな…同じ顔で同じ名前なのに、違う本丸にも顕現ってされるのか…。
おお…あの可愛い子は誰だろう?女の子?
いやでも、前を歩く男性に付いて歩いてる…あの子も刀剣男士なの…か?
可愛い顔に映える美しいマリンブルーの瞳には光が無く、まるで人形の様だった。
鶴丸「…っ…気分が悪いな、穢れた神気に当てられた様だ…っ」
燭台切「…全く……だね…っ」
歌仙「く…っ……何なんだい、この嫌な気は…!」
あの可愛い子を連れた男審神者が現れた瞬間、三人…そして他の審神者が連れている刀剣男士達もが苦しみ始める。
床に膝をつき、立ち上がれ無いのかギリッと歯を軋ませる。
男審神者「……退け!」
鶴丸「っ……ぐぁっ!!」
主「ちょ、何すんのよ!!」
床に膝をつく鶴丸を蹴り飛ばし歩を進める男に、私は食って掛かった。
すると、ニヤリと厭らしく笑い…私の胸ぐらを掴む。