第39章 大ハプニング
しかし、また始まってしまった。喧嘩して入って来て、漸く喧嘩しなくなったというのに…私のせいでまたいがみ合ってしまう二人。
主「二人共ありがとう、えっと…じゃあ私出るね?」
そう言うと、私は足早に脱衣所に向かった。
髪と身体を拭き、洗い替え用のいつもと同じ巫女服の様な職衣に着替えた。
主「喧嘩しないの!和泉守、陸奥守…さっきは本当にありがとう。二人って優しくて格好良いんだねっ」
風呂場に顔を覗かせると、湯気で見えないものの未だに風呂場では言い争いが続けられていた。
私は明るくそう言うと、風呂場を後にした。