第38章 告白(*)
主「ぁ…あ…っ!わ、私…また…!」
激しく膣壁を擦る様に刺激され、またも絶頂の波が襲って来ていた。
鳴狐「ぁ……くっ…な…ら、一緒…に…!」
余裕の無い鳴狐の声は、熱情的で…でも何処か優しく温かく感じた。
一緒に、そう言われた途端…体の奥から熱い何かが上がって来る様な感覚。
主「アァッ!も…ゃ…駄目ぇ…っ…鳴狐ぇっ…んっ…あああああああっ!!!」
鳴狐「っ…達…く…っ!!!!」
最後の最後まで、やはり鳴狐はあまり声を聞かせてはくれなかった。
でも、絶頂の瞬間…ぎゅっと力強く抱き締めてくれた。
そんな鳴狐に、愛情と底知れない安心感が湧く。
疲れ果て、怠い身体を起こそうとするも…無理だった。
腰が抜けた様に身体を動かす事が出来ず、そのまま項垂れる。
すると疲労感からか眠気が襲ってきて、私は目を閉じた。
鳴狐「好きだよ…初めて見たあの瞬間に……君を好きになった…」
薄れる意識の中で、鳴狐の優しい声が聞こえた気がした…。