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私の本丸

第30章 夜這いにはご注意を(*)




目の前には興奮を表す、いきり立った欲を具現化した様な肉の塊。
ただ、何をどうしたら良いのか…彼が何を望んでいるのか分からない。
私は、意を決して口を開いた。


主「…ぁ…な、何して欲しいのか…分からない」

加州「俺の、触って…?」


言えば私の手を取って、露にした自身へと導いた。
初めてこの手で触れた欲の塊はドクドクと脈を打ち、熱く…硬かった。
触る…一体どう触れと言うのだろうか?
取り敢えず、私はフニフニと軽く揉む様に触れ、加州の顔をちらりと見る。


主「……こう?」

加州「…ンッ…触るの、俺が初めてなんだ?…ハァ…こうやって、そしたら俺…もっと気持ち良く…なるよ…っ」


触れる私の手に自分の手を重ね、握らせると上下に擦り上げる。
未だ不安は残るも、手が離されても教わった通り上下に擦り続けると、加州の頬が僅かに赤く染まって眉が下がる。


主「えと…こう……かな?」

加州「はっ…ぁ……く…っ、主……ハッ…ぁ…気持ち…い」


いつの間にか乱れてしまった着物から、加州の肌が覗いていた。
快感からか力の入った加州の身体は、着物を着ている普段からは想像出来ない程、カッチリとしていた。
可愛いと思っていた加州を、突然異性として意識し始めてしまった。


加州「好き…だよ、主っ!俺…主…を、愛してる…!だか…ぁ…らぁっ!」

主「うん…な…に?加州、教えて?」


加州の興奮する姿に、一度快楽を覚えてしまった私の身体は淫らに反応してしまう。
加州のモノを扱く手が、自然と速くなる。


加州「あ…も、達き……そ………くっ…ぅっ!!」


そして加州は私の手に白濁を放った。
三日月の時には見る事も無かった温かく粘ついた白濁液が、指に纏わりつく。


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