第2章 高級寮
俺はそこまで勉強が得意ではない
だからクラトスが徹夜で教えてくれたとしても、きっとやる気が途中でなくなる
そんなの、クラトスに申し訳ない
すこし、一歩引いたように断ろうとしたが、クラトスには通じていない
「さぁ、まずはここに注目しろ。
丫β -//< α ζ Ex この単語だけで----・・・。」
始まってしまった
クラトスが、本気で俺に呪文を教えている
「こりゃ、ガチで徹夜だな・・。」
「なにか言ったか?」
「いや、なんでもない!」
この日、俺はクラトスに徹夜づけで呪文を覚えさせられた