【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】
第4章 Posso vedere -見える-
あの初デートから数ヶ月。
ブローノと晴れて恋人になった私。
彼の宣伝とやらの効果もあってか、私が住んでる地域の人からは特に『ブチャラティの恋人』と認識されるようになった。
「ブチャラティに今度会ったら〜」みたいな頼みごととか、「2人とも仲良くね!」って応援の言葉だったりとか…。
ブローノ程じゃあないけど、声を掛けられることが多くなった。
肝心のブローノはと言うと、仕事が忙しくても私との時間を取ってくれて大切にしてくれる。
だから、仕事の時間を避けて日中よりも夜に会う事の方が増えて、家に彼の私物…着替えとかコップとか本とか…とにかく色々と物が増えてきた。
もちろん、その逆もね。
ブローノの家ってあんまり生活感がないっていうか、モデルルームみたいにきちっとしてる。
だから彼のうちに何か物を置いて行くのを最初はすごく敬遠してた。
でも、それに気付いたブローノが私の物を置くスペースとしてクローゼット空けてくれたり、棚を用意してくれて…。
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