【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】
第3章 appuntamento -デート-
「次はオレがしたかったことをやる。覚悟しろ、リゼ」
「え?それってどういーー…」
言い終わらない内に、ブローノが私の唇を奪う。
ブローノの舌が唇をこじ開けて私と絡ませる。
水音が耳につき、彼にすがりつくようにもたれる。
「ふ…っ、んぅ、あっ…」
ブローノは私を軽く抱きしめてからベッドに押し倒し、更に夢中で貪る。
脳髄から痺れたみたいに感覚が麻痺してる。
息がうまく吸えなくて酸欠になってくる。
でも、彼と求め合ってるのが夢見心地な気分で、角度を変えながら無我夢中で深く深くキスを続ける。
それでも、私は限界になってブローノの胸を少し強めに押した。
ブローノは最後に名残惜しそうに、ちゅぷっと音を立てて唇を離す。
「はぁ…っ、はぁ…」
涙目でブローノを見上げる。
「すまない。苦しかったか…?」
私は小さく首を横に振った。
「さっきと全然違う…。こんなキス…初めてで…っ、どうしたらいいかわからなくなっちゃって…」
「くらくらしただろ?すごく…甘い夢見てるみたいな…」
本当にその通りだった…。
もっとあなたを感じていたい。
大好きなあなたと…溶けてしまいたい。
彼が私とおでこをくっつける。
また距離が近づく。
「リゼ…たまらなく愛おしい」
「ブローノ、私…あなたとこのまま…」
「あぁ…。オレに全部委ねろ。見たい夢、見せてやる」
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