• テキストサイズ

【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】

第1章 incontro -出会い-





嬉しくてニヤけてしまいそうになるのを抑える。

私はそんな顔を隠すようにその場でバッと深くお辞儀した。

そして、うるさくなる心臓を一刻も早く鎮めたくてその場からすぐに踵を返した。


逃げるように仕事をし、ようやくまたひと段落してからカウンター席につく。

他の椅子より背の高い椅子によっと軽く飛び乗るように座ってふぅと息をつく。

すると、マスターがコーヒーカップを拭きながら私に話しかける。


「ありがとうね。休憩、結局取ってないだろう?今から取っていいから。コーヒーでもどうだい?」

「はい。ありがとうございます」


優しく微笑むマスターからコーヒーをもらい、カウンターでふぅと息をつく。

マスターの淹れるコーヒー、本当においしい。

後ろの席でジョルノと2人で話してるあの人のことが気になるけど、振り返って見る勇気なんてない。


あの人…何て言うんだろう?

後でジョルノに聞いてみようかな。

でも、直接話してみたいかも。

どういう人なんだろう?

かっこよくて、優しそうな人だった。

というか、何で私の名前知ってるのかな?

ジョルノが話したのかしら。

全然知らない人なのに、気になって気になってこんなに胸が熱くなる。


_
/ 63ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp