【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】
第3章 appuntamento -デート-
時刻、17:55。
デジタル時計が刻一刻と切り替わる。
切り替わるごとに、どんどん私の心臓が高鳴る。
もうすぐ彼がデートの迎えに来る。
朝からずっとそわそわしてる。
昨日も不安と楽しみでドキドキしてよく眠れなくて、寝落ちしたー!と思って気付いたら昼過ぎだった。
服だって昨日選んだはずなのに、やっぱりこっちが良いかな?あっちの方が彼と歩くのにふさわしいかな?でも、そっちは彼の好みっぽい?とか色々考えちゃって…。
唐突に初流乃に電話してみたけど、「姉さんはかわいいから何でも似合うよ」とか言われて、そうじゃあない!って叫んだりして。
結局、初流乃のアドバイスを聞いてこの新しい服にしたけど…彼の反応はどうだろうか。
何度も何度も姿見を見ては変なところがないか、前も横も後ろもクルクル回りながらチェックする。
早く会いたい…。
でも、すっごい緊張する。
緊張でさっきから部屋を行ったり来たりしてる。
「はぁ…。これじゃダメよ。落ち着け…」
ソファに座り、ふぅと息を吐く。
「また変なこと口走っちゃわないようにするのよリゼ〜」
_