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【R18】Morning Glory Fizz【番外編】

第4章 バレンタイン安室の場合【R18裏】




秀一さんに玄関で
ぎゅーと抱き締められる


赤「本当に行くのか?」


『大丈夫ですよ、バーボンもいるし』


赤「そのバーボンが危険だと
言っている」


『ちゃんと帰って来ますから』


秀一さんは私の目線の高さまで
しゃがんでくれていて
少し体が離れると
両頬を大きな手で包まれた


唇が重なる


『…んっ…』


唇が離れると秀一さんは
頭をぽんぽんと撫でた


赤「任務が終わればすぐに
帰って来るんだぞ」


『はいっ』


秀一さんに見送られて
私はバーボンと待ち合わせの場所まで
歩いて向かった


待ち合わせ場所には
バーボンの白い車が停まっていて
私はそれを確認すると
走って駆け寄った


助手席のドアを開けて
車内に入る


『お待たせしました』


バ「いえいえ、僕も今来たところです」


バーボンはにっこりと微笑んで
私にシートベルトを付けてくれた


『…で、任務内容は?』


バ「その事でしたら
もう済みましたので大丈夫ですよ」


『…ん?…え?
任務終了したんですか?』


安「はい、ですから
今はバーボンじゃなくて安室透です」


そう言いながら
安室さんはアクセルを踏んで
車を発進させた


『ちょ…任務終了してるなら
帰りますっ!』


安「せっかく貴女と2人きりなる口実が
出来たのにそんなに直ぐに帰しませんよ」


『安室さんっ!』


車はもう発進しているから
降りれなくて私は隙を見て
帰ろうと考えた


しばらく大人しく
窓の外の流れる景色を眺めていると
安室さんが口を開く


安「バレンタイン、
誰かにチョコ渡しましたか?」


と、聞かれて
私はチョコレートで秀一さんに
イタズラをしようと
企んだけど逆にやられた事を思い出した


『……色々あって失敗しました』


安「そうなんですか?
…では、そんなティフィンに
僕からチョコあげます」


安室さんは後部座席に置いてあった
小さな紙袋を取って
私に渡してきた


安「開けてみて下さい」




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