【R18】Morning Glory Fizz【番外編】
第1章 クリスマス【R18裏】
リビングに飾る為の
クリスマスツリーの
飾り付けをしながら
私は頭を悩ませていた
ふと疑問に思ったのだ
確か秀一さんは
イギリス生まれだよね…?
でもアメリカにも
住んでいたはずだし…
イギリス文化もアメリカ文化も
クリスマスは
恋人と過ごすのでは無く
家族と過ごすのが一般的だ
秀一さんは死んだ事になっているし
家族と過ごすのは難しいよな…
頭を悩ませていると
横から声を掛けられた
赤「考え事も良いが
手が止まっているぞ」
『しゅ、秀一さんっ!』
赤「何を考えていたんだ?」
そう言いながら
秀一さんはクリスマスツリーの
飾り付けを手伝ってくれる
『いや、あの…
イギリスもアメリカも
クリスマスは家族と過ごすのが
一般的ですよね…』
赤「そんな事を考えていたのか
俺はどんな時でも
と過ごしたい」
秀一さんは私の体を抱き上げた
『わぁっ…!
ちょっと幼児化してない時は
やめて下さいっ…重いからっ!』
赤「そんな柔な鍛え方はしていない」
そうでしょうけど…!
そのままリビングの
ソファーに座って
私は秀一さんの膝の上に
跨る様な形で乗せられた
私の胸に秀一さんは
顔を埋めた
腰に腕を回されて
ぎゅっとされた
『ちょっと…秀一さんっ』
肩を押しても
私の力じゃビクともしなくて
抵抗するのも諦めた
しばらくすると
秀一さんが顔を上げて
視線が絡む
赤「日本ではクリスマスは
恋人と過ごす風習があるんだろ?
俺はとクリスマスを過ごしたい」
心臓の鼓動が早くなった
そう思ってくれて嬉しい
私はふふっと微笑んだ
『はい、喜んでっ』
秀一さんはその言葉に
満足気な笑みを浮かべて
再び私の胸に顔を埋めた
私は秀一さんの髪を
そっと撫でた
なんだか今日の秀一さんは
甘えたさんだなぁ…
赤「甘えたい気分なんだ」
と、心の声を読まれた
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