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薬屋の譫言

第4章 名探偵誕生


三話 閑話①
(※オリジナルです)

『大猫』
「どうした?」
『こないだ噂の宦官いた』
「あ…うん?小蘭が言ってた人か?」
『うん、中央の綺麗な宦官』
「それがどうしたんだ」
『え…………どうもしない』
「なら仕事しろ」
『うん』

何となくその宦官を見た際に違和感があった
中性的な顔立ちで、噂通り笑みを浮かべれば男女問わず良い意味で倒れる人が続出しそうな雰囲気だったのだが
(あんな筋肉ついた宦官ているのかな…)
男性の機能を失うと先日見た医官のように脂肪が付きやすくなるため体がどうしても女性によってしまうものだけれど、一瞬では分からないがかなり鍛えられた体をしていた
(努力されているのだろうか)
そんな疑問が晴れる日はまだ先の話…


《っくしょん!》

そんな噂されてる当人が影でくしゃみをした事に気づくはずもなく

《何はともあれ、寵妃の願いとあらば、必ずや見つけねばならぬな》
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