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薬屋の譫言
第2章 口減らし
寝ている途中で起こされた為
恐怖や不安はあっても
眠いものは眠い…
洞穴の中で少しでも寝ようと
枯れ葉を掻き集め
簡易の寝床を作って横になった
「おい、だいじょうぶか」
どれくらい経っただろうか
二刻くらいか…
何やら人の声、それも子どもの声だ
『…だれ?』
「え、あぁ…私は猫猫だ。お前は?」
『娘娘』
「どうしてここに」
『んー…わかんない、多分口減らし』
「そっか、ちょっと待ってて」
『うん』
猫猫大姐(ねえさん)はそういうと
どこかに行ってしまった
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