第2章 思い出
マイコ「ちゃんは元気ですか?確か東京で就職したと言っていたけど」
父「うん、そうだったんだけど、色々あったみたいで、こっちに帰って来てるんだよ。今は母さんの墓に行っているよ」
マイコ「そうなんですか」
父「こんな時に母さんが生きていたら、の気持ちをわかってあげれるのだろうけど、父親だけでは何もしてあげられない」
マイコ「兄さん、そんなことないですよ。ちゃんは素敵な女性に成長してますよ」
父「ありがとう。そうだ、もしよかったら少しの話し相手になってあげてくれないか?」
マイコ「えぇ」
そんな話を、父さんとマイコさんがしているとはつゆ知らず、私は家に帰って来た。
「ただいま」
父「おかえり」
マイコ「おかえりちゃん」
「マイコさん、いらっしゃってたんですね」
マイコさんは母さんの妹で、東京で寮母をしている。
マイコ「ちゃん、元気にしてた?」
「はい………」
私は苦笑いをした。
それをマイコさんは見逃さなかった。
昔からマイコさんは、助けが欲しいと思っている人がわかるらしい。
マイコ「ねぇちゃん、少し散歩しない?」
「いいですよ」