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君の声で

第8章 同じ気持ち









私を悶々とさせるその言葉に唸りながら、真っ暗な空を見上げた。

それを見て、昔彼とよく星を探して遊んだことを思い出す。





彼は昔から物知りで、オリオン座とかカシオペアだとか、アルタイルだとか。まだ小学1年生の私には難しい星を沢山教えてくれた。

キラキラ目を輝かせて一生懸命だった彼には申し訳ないが、いくら聞いてもさっぱり覚えられなかった記憶がある。

ただその時間は、例え理解できない難しい話でも、私にとっては凄く楽しかったのは事実で。






なんて、最近よく昔のことを思い出すのは年齢を重ねている証拠なのだろうか。





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