第22章 カラオケ
ーNsideー
ああ、もう///どうしよう///
翔ちゃんが超超超カッコいい///
ドキドキしすぎて息ができない。
心臓が止まりそう。
でも目が離せない。
翔ちゃんの声しか聞こえない。
今日はやっとみんなの予定が合って。
約束してたカラオケに来た。
翔ちゃんはどんな歌を選ぶのかな〜ってすっごく楽しみにしてたんだけど。
なんと洋楽!!
マイクを持って立ってるだけでカッコいいのに。
歌はうまいし、英語の発音は綺麗だし、その上ラップまで出来ちゃうの。
こんなのズルい!!
カッコよすぎてズルいよ!!
ますます好きになっちゃうじゃん!!
もう俺メロメロだよ!!
どうしてくれるの?
「どうしたの、カズ?大丈夫?」
翔ちゃんのカッコよさにのぼせたのか、少しぼーっとしてたみたい。
いつの間にか歌い終わった翔ちゃんが心配そうに俺の顔を覗き込んでた。
「へ!?あ、ううん!なんでもない!」
いきなり翔ちゃんの綺麗な顔のどアップでちょっとびっくりしたけど、慌てて手を振って大丈夫だって伝える。
「翔ちゃん歌うまいね!しかも洋楽!すっごくカッコよかった〜♡♡♡」
「そんなことないよ///」
「そんなことあるの!もっと聞きたいな〜♡翔ちゃんもっと歌って♡」
「う、うん///でもカズも歌ってね」
「うん♡」
翔ちゃんが聞きたいって言ってくれるならいくらでも歌うけど。
俺の歌なんかどうでもいいから、翔ちゃんの歌声をずっと聞いてたいな〜♡