第2章 揺れる心、蘇る気持ち……
次の日からまた忙しい日々が続いた。
あの日からマイコとは連絡を取っていない。
けどなぜか、携帯を見る回数が増えた。
連絡来るはずなどないのに………
それからしばらくした、あるオフの日
俺は気分転換に買い物に来ていた。
信号待ちをしている時、ふと反対側を見ると見覚えのある女性
信号が変わり、お互いの距離が近づくにつれ、その女性がマイコだということに気づいた。
マイコは俺に気づいていない。
すれ違い様に俺は声をかけた。
宏光「マイコ?」
声をかけられ顔を上げたマイコは、俺の顔を見て驚いていた。
マイコ「宏光くん!こんな所で会うなんて、偶然だね」
宏光「うん、そうだね」
俺達は近くのカフェに入った。
宏光「まさかマイコに会うなんて(笑)とっくに帰ったと思ってたからビックリしたよ」
マイコ「あ、うん。まだしばらくこっちにいるんだ」
宏光「そうなんだ。今日はごめんね、急に呼び止めて」
マイコ「ううん。宏光くんにまた会いたいなぁって思ってたから……」
宏光「ほんと?じゃあ俺、来週の土曜日がオフだから、マイコしばらくこっちにいるなら、ご飯でも行かない?」
マイコ「うん」
俺達は連絡先を交換していない事に気づき、この時に交換した。
その日から俺達はメールのやり取りをした。
それは本当に楽しかった………でも
マイコが何かを隠しているような……
そんな気がしたけど、それを確かめる事はできなかった。