第3章 12月10日 R18
ぎゅうって抱きしめて、先生は身体を動かす。
「ん、……はぁっ」
田中先生の、すこし荒くなってゆく息づかいが、耳もとで聞こえて、ぞくぞく栗立った。
「やべ……、すっげぇ、…締まってんな、余裕ねーかも……」
先生が、我慢してるように、しかめた顔でわたしを見下ろす。
「せ、んせい……」
名を呼べば、にこっと笑う田中先生。
「強く動いていいか?」
「え? あぁあっ……」
ずちゅ、ずちゅ、さっきよりも激しく動く先生。肌と肌が触れ合う音が、聞こえる。は、恥ずかしいよ、そんなエロく言わないでほしい……。
重なる身体が、あったかいのに、教室の部屋はひんやり。
「せ、先生……好き……、大好き……」
声を出せば、動きを止めて、わたしの顔をみる。愛しそうに見つめる先生の目が、たまらなく、ゾクゾクした。
口をにぃっと横に動かして、とろけるキスをしてくれる。ああ、先生が好き。もっとしてほしい。
指を絡めて、律動を早める先生についていけなくて、また高いところに登っていく感覚がくる。
「ああ、せ、んせい……イッちゃう…………」
「市川……、おれも、……余裕ねーわ、今日は……、」
いやらしい音が教室に響く。こんなところで、やっちゃうなんて、悪い先生だ。 じゃあ、拒まない、わたしも悪い生徒だ。
「市川……、好きだ……」
色っぽく先生が耳もとで呟く。
「先生……あ、!ダメ、イッちゃう……ん、んーーーー!!」
膣のなかで大きくなったあと、わたしのなかで、爆ぜた先生。あたまが真っ白になって、身体をビクっと痙攣していれば、先生も身体を震わせていた。
ゴムをつけてる。ドクンドクン、ゴムの中で、いっぱい出てる気がする。ツンと汗のにおいが広がった。
はぁぁ……っと大きな息を吐き出したあと、田中先生は、砂糖みたいな、甘いこぼれ落ちそうなキスをいっぱいしてくれた。