第3章 12月10日 R18
廊下から生徒の歩く音や、運動場からはクラブ活動が始まる声がする。
美術デザイン教室で、こんな卑猥な事をしてるなんて、誰も気づかない。
すると、美術デザイン教室へ向かってくる音が聞こえる。
「っ!!……だれか…」
その時には、先生はスカートの中の下着に指を絡ませ、下ろしてしまった後。
「市川……声、出したら駄目だからな?」
しー、と口に人差し指を立てる。それなのに、田中先生は、わたしの割れ目の中へ、ふわりと触れて中を弄る。
「っ!先生、何してるの!」
「駄目だろ、喋るなって」
口へ咄嗟に、自分の両手を置いた。見つかったらヤバい。それなのに先生はどんどん指を動かして、わたしの反応する場所を探す。
「っ、っん……!! ダメ……」
小さな小さな、先生にしか聞こえない声で言ったのに、少しスリルを楽しんでいるのか、嬉しそうに笑みを浮かべた。
ーー何笑ってんの!
ピタリとドアの前で立ち止まり、ノックの音が聞こえた。急いでドアへ顔を向ける。
コンコンコン…………。
先生の長い中指は、
自分でする時には
触れない奥まで届いてしまう。
今まで感じた事が無い感覚に
口を閉じて懸命に我慢しているのに
息荒く漏れている。
熟した果実を手で握り潰したような
ぷちゅぷちゅ、と卑猥な音色が、小さく奏でた。