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先生とわたしの恋物語

第3章 12月10日 R18


「ん? シフト出すって前に言ってただろ?それに……後は秘密」

クスクス笑う田中先生が、仰向けになったわたしの上に跨がる。

「秘密……?」

「秘密…………言うのは冗談で、前にチラッと見かけたんだよ。靴屋でバイトしてるところ。丁度働き出した時間にいたんだよ、俺。それより、本当にお前は危機感がねーな。何されてるか分かってねーの?」

足をいつの間にかM字開脚にさせて、身体を動かせば、ソファが軋んだ。

「ぁ…………!!」

まるでもうセックスをしているような体勢に、顔を赤らめてしまう。


「せ、先生…だ、ダメ、ここ学校だし、だれかに見られたら……そ、それにバイトが……!」

田中先生は、わたしの話はお構い無しに、スカートの中の内ももを、熱い手で撫でてゆく。

「市川、恥ずかしがった顔は本当に可愛いな。だがなぁ、こんな状況でも バイトの心配をするのか……まったく余裕があるな……」

ーー無性に腹が立つよ。

そう言って、
わたしの首筋に顔を埋める。

「っ!……ゃぁ、せんせ……い……」

田中先生は息荒く、熱い舌で首筋から舐めてゆく。

味わうように、首から下へと肌を口付けしていく。

先生の優しい手の平は、わたしの髪を恋人に触れるように撫でた。


「市川……ずっと触れたかった……触れたくて触れたくて、仕方なかった…愛しているよ」

「せ、先生、待って、待って! 落ち着いて、あ、あの……」


恍惚した先生の瞳が重なり、言葉が上手く出てこない。吸い込まれそうな瞳から目が離せず、深いキスをしてしまっていた。

「……市川………口開けて?」

舌が口内を犯す。激しい官能的な口付けは、わたしの思考を、呆気なく止めた。

「……田中、せ、せんせい……ん……」


喰われるようなキスに、息苦しくて口を離そうとしても、逃してくれない。

あまりに焦った姿をしていたからか、吹き出して笑い、私の指を絡めて先生が言う。


「これから毎日浴びる程、してやるよ」

「……ぇ、!? ……何を…!?」

「今からする事」

キスを堪能する田中先生の身体は熱い。わたしの頭はクラクラと翻弄されていた。



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