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【刀剣乱舞】波乱万丈、犯罪都市【名探偵コナン】

第27章 〜ホラースポット・ポアロ2〜



警察の意向に対して反感を覚えたコナンだったが、黒田と話して落ち着いた彼はその後蘭達と一緒に警視庁に同行した。引率の目暮や佐藤と入庁すると、一行は長机を四角形に配置する小ぶりな会議室に通された。既に安室達から話を聞いてアリバイ確認は終わっており、事件性の低さや塊で過ごしていたのもあって、普通の取調べ室ではなく広い空間を使うのだ。部屋の長机は横に二つ、縦に三つ並べられており、下座側には長机二つを資料置きに使って目暮と佐藤が座っている。そして横の片面では安室と園子、蘭とコナン、世良が各机に二人ずつで順に腰掛け、もう片方では清光と麻衣が座っていた


まずは最初に行われたのが事情聴取のまとめで、安室達は再びポアロのスタッフが利用するスペースで話した事と同じ内容を説明した。死亡者と一番近くにいたのは安室だった事、蘭達が座っていた席からそれなりに距離があった事、その場の誰も不審な行為や人物を見なかった事、死亡者が亡くなる際にもがき苦しんで安室とコナンと世良が容体確認をした事。最後に、遺体の触れた箇所や違和感について問答される会話を漏らさず聞きつつ、NAME1#と清光は現場の写真と死因が報告された書類に目を通す



「(最期の言葉が『喰わないでくれ』、物質的な危険物はなく、園子さんが持った呪物は未開封……。死因が体内の損傷によるもの、外傷はなし、人体が溶解するような薬物検出もなし。となるとーーー)」」

「(やっぱり呪いの類だね、持病も無くて健康だったらしいし。誰から見ても立派な怪死だな……。それも死亡者には心当たりがある)」



コナン達から聞いた情報と書類の内容を整理し、麻衣と清光が改めて確信を得る。誰かが被害者に対して、意図的に呪いを放ったのだと。そして祟られる自覚があって、自分がどんな状態なのかを知っていること



「えー、それじゃあ事情聴取は以上になります。麻衣さん達と安室さん達に何か質問ありますか?」

「あります。時間をとってしまいますが、幾つか尋ねさせて頂いても?」

「ええ、勿論大丈夫です」



警察側の聴取が終わると、次に高木が麻衣と清光側へ話を振った。何かが引っ掛かる様子の麻衣に、探偵達とコナンは勿論だが、不安そうな園子と蘭からも注目の視線が集まった
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