第2章 入学
私はそれを見てルカの首にがぶりついて
血を貰おうとした。
「いたっ……」
ルカは痛そうな顔をして一死に我慢をしてた。
短くて長いような時間。
「ご馳走様」
私はそう言ってルカから離れた。
ルカの首からは血が流れ出て牙のような跡が着いてた。
「この牙もアリスを使う時しか生えてこなくて…
血はすぐに止まると思うだけど痛かったらごめんね」
私が謝るとルカは微笑んで
「紫苑を救えたなら良かった」
そう言って頭を撫でてくれた。
きっとルカなら信頼出来るルカはきっと裏切らないだろう
そう思えた。
「授業戻ろうか」
ルカがそう言って立ち上がるから私も立ち上がった。
気づいたら血はもう止まっていて何事も無かった様になっていた。
教室に向かってる最中色々な事を思い浮かんだ。
もし、ルカまで責められたら?
私はそしたらルカも突き放そう
とかとりあえずルカ以外は誰も要らない
そう思ってた
教室に入ったらやっぱりみんなの目線が痛い。
ルカくんと何してたの?とかヒソヒソと聞こえてくる。
いつもの事だから私は気にせず席に着くと
「ペルソナが探してた
お前何者だ?」
ペルソナか。
入学する前に任務がどうのこうのってそう言えば言われてたな…
ちょっと行ってくるか。
そう言って席を立ちペルソナの元へ向かった