第5章 未来
私は学園に戻り1から挨拶する。
みんな会うのなんて2回目なのに何事も無かったかのようにひたすら自己紹介してきた。
ルカとすれ違う…お互い無視。
これでいいんだ。きっと。
蜜柑からも喧嘩は売られない。ルカの傍には一応入れる。
私が望んた事だった。
だからこれ以上の我儘は言えない。
そう思ってた。
「紫苑ちゃん!雪やで!!
もーすぐクリスマスパーティーやんな」
外は雪が降っていた。
クリスマスか…。そう思いながらぼんやり空を見てた。
クリスマスパーティーが始まり危険能力系の私にとって参加は出来ない。
どこかの教会の中に入って終わるのを待ってた。
この教会アリス同士結婚した場合は使えるんだっけ。
もしあのまんまずっと居たらルカと結婚できたのかな。
そう思うと涙が出てきた。
「何泣いてんだ吸血鬼」
ぶっきらぼうに言うこの声は
「棗…?どうして?」
「俺はずっと忘れねぇよ水玉からお前も守ってやるから俺の所来いよ」
その声に私は涙が止まらなかった。
みんな忘れてる中棗だけは覚えててくれた。
「でもわたし…」
ルカの事を忘れれない
そう言おうとした。
「待ってやるいつか頭の中俺だけにしてやる」
そう言って棗は近付いてきて私にキスをした
どんどん深くなるキス。
気付いたら舌まで入れてきて
「んっ…なつ…め」
甘い吐息が漏れる。
「我慢出来なくなるだろ」