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魔界王子と魅惑のナイトメア R18あり

第1章 始まり


「いったーい!」

ドサッと落ち目が覚めた。

「あれ?ここ、どこ?」

見覚えのない建物があり、キョロキョロとあたりを見回すと、誰かが近づいてきた。ゆっくりとあるき、その姿は煌びやかでまるで王子のよう。

?「おい。おまえ、誰だ」

??「そんな風に言うと怖がられるよ」

らら「私はららです。あなた方は誰ですか」

?「俺たちを知らないのか。まあいい、俺はトア・キフェルだ」

??「俺はフェン・モデア。そんなとこに座っていたらスカートが汚れるよ。つかまって」

らら「ありがとうございます」

手を掴まれた途端、フェンさんの背中から突然紫の炎が出てきた。

らら「わあっ」

フェン「これは・・・」

トア「なに!」

?「なぜフェンの魔力が増幅されたんだろう」

??「不思議ですね」

らら「えっ、魔力?というよりあなたの名前は?」

?「ごめんね、俺はリント・ベルフェ」

??「名乗るのが遅くなったね、俺はロイ・レヴィア」

らら「どうも、よろしく?」

握手の手が伸ばされたので無意識のうちに手を取ってしまう。すると彼らからも同様に背中から炎が現れた。

リント「とてもすごいね」

ロイ「ええ、全身に魔力が巡っています」

らら「あの、魔力とかって・・・もしかして皆さん魔法とか使えたりしませんよね・・・」

トア「何を言っている、使えるにきまってるだろう。それにしてもその黒い瞳、どこから来た」

らら「どこからって普通の人間の世界です!」

ロイ「普通の人間がこの世界に来ることなんてできないと思うのですが・・・」

リント「ガイ、どう思う?」

?「時空を超える魔法はアテルにしか使えない。どうやって来たかはこいつを調べればわかるだろう」

らら「調べるって・・・それよりあなたは?」

?「ガイ・モーナス」

ガイと名乗った人は私のほうに近づくといきなり顎をつかんだ。

ガイ「お前の魔力、味わう」

そういうや否や顔が近づき唇に冷たい感触が落ちてきた。
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